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米澤穂信「折れた竜骨」を読んだ

2012.01.22.Sun.13:33
ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、“走狗”候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年―そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?現在最も注目を集める俊英が新境地に挑んだ、魔術と剣と謎解きの巨編登場。
(「BOOK」データベースより)


折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)

このミステリーがすごい!2012年版第2位。

魔法や呪いがある事が前提の世界で、論理を駆使して謎を解いていくお話。

同じようなジャンルの上遠野浩平「殺竜事件」よりは解決編は納得できる内容でした。
(あっちはあっちで面白いけど)
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高野和明「ジェノサイド」を読んだ

2012.01.23.Mon.13:43
急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。
(「BOOK」データベースより)


ジェノサイド

このミステリーがすごい!2012年版第1位。

濃密。
VS巨大権力。そしてそれを振り回すのは純粋に燃える。

一部の人は中国がどうやら、韓国がどうやら、日本人の書き方がどうやら言う人結構いるみたいね。
自虐史観がどうとか。

個人的には、そういう考え方の人もいるという許容範囲に収まってます。ストーリーに関係ない部分だし。
気にするほどでもないと思うんだけどな。

そういうところにひっかかる人は楽しめないです。

皆川博子「開かせていただき光栄です」を読んだ

2012.01.25.Wed.13:57
18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室から、あるはずのない屍体が発見された。四肢を切断された少年と顔を潰された男性。増える屍体に戸惑うダニエルと弟子たちに、治安判事は捜査協力を要請する。だが背後には、詩人志望の少年の辿った稀覯本をめぐる恐るべき運命が…解剖学が先端科学であると同時に偏見にも晒された時代。そんな時代の落とし子たちがときに可笑しくも哀しい不可能犯罪に挑む。(「BOOK」データベースより)


開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)

このミステリーがすごい!2012年版第3位。

これで、このミス2012ベスト3制覇。
その中でも一番好きです。

中世ヨーロッパ、そして耽美な世界観は苦手だと思ってたけど、全然楽しめた。

この作者って全然知らなかったけど(無知ですまん)、80歳なのか!
年齢なんて関係ない世界といえども、これだけの設定、ストーリーを組み立てられる力に感動。
感性が全然古く感じない。

他の作品も読んでみよう。

平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」を読んだ

2012.02.05.Sun.14:28
タクシー運転手である主人に長年仕えた一冊の道路地図帖。彼が語る、主人とその息子のおぞましい所行を端正な文体で綴り、日本推理作家協会賞を受賞した表題作。学校でいじめられ、家庭では義父の暴力に晒される少女が、絶望の果てに連続殺人鬼に救いを求める「無垢の祈り」。限りなく残酷でいて、静謐な美しさを湛える、ホラー小説史に燦然と輝く奇跡の作品集。(「BOOK」データベースより)


独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)

このミステリーがすごい!2007年度版第1位。

この人の作品はフリークスが出てくる怖さじゃなく、人体をグッチャグッチャといじくりまくる怖さ。
というかダイレクトに生理的嫌悪感をぶつけてきます。

この本を読むのは2回目。
初回ほどの生理的嫌悪感を感じなかった。純粋に物語としてよーでけてますなーと感じた。

しかし俺はこういうの嫌いな気がしてたけど、そうでもないのか?
というか何故2回も読んだんだ?

とにかく一風変わった魅力がある作品なのは確か。

麻耶雄嵩「メルカトルかく語りき」を読んだ

2012.02.09.Thu.15:12
ある高校で殺人事件が発生。被害者は物理教師、硬質ガラスで頭部を5度強打され、死因は脳挫傷だった。現場は鍵がかかったままの密室状態の理科室で、容疑者とされた生徒はなんと20人!銘探偵メルカトルが導き出した意外すぎる犯人とは―「答えのない絵本」他、全5編収録。麻耶ワールド全開の問題作。
(「BOOK」データベースより)


メルカトルかく語りき (講談社ノベルス)

このミステリーがすごい!2012年度版第7位。

不条理、ナンセンス。
短編なので楽しく読めましたが、これを長編でやられたら怒りそうです。
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