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うたう警官(笑う警官)

2009.01.26.Mon.15:33
うたう警官うたう警官
(2004/12)
佐々木 譲

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警察上層部が邪魔な人間を犯人に仕立てて射殺しようと目論むお話。
とんでもない設定だけど、これがリアルだといわんばかりの描写。こんな事ありえるのか?

犯人探しやトリックなどの謎解き要素は薄いけど、それなりにハラハラできるお話。
面白いと思う。

要はこの設定にはまれるかどうかという事。

2009/04/08追記

笑う警官 (ハルキ文庫)笑う警官 (ハルキ文庫)
(2007/05)
佐々木 譲

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なんか「笑う警官」に改題されたみたいね。
映画化にともなってか?
確かに映画的なタイトルだけど、「うたう警官」の方がしっくりくるけどな。内容的に。

映画は純粋に楽しみです。
映像に向いてそうな作品だし。
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柳広司「トーキョー・プリズン」

2009.01.30.Fri.10:57
トーキョー・プリズン (角川文庫)トーキョー・プリズン (角川文庫)
(2009/01/24)
柳 広司

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終戦直後の戦犯収容所で起こった密室殺人を、記憶を失った死刑囚と元ニュージーランド人将校が謎を追うといった話。

この時代を舞台にした話は説教臭い、気が滅入るというイメージがあったのですが、なかなかエンターテイメントしていて良かった。

ちなみに読んだきっかけは、作者の他作品が好みだった記憶があるため。
我輩はシャーロックホームズ。ソクラテス最後の事件はイマイチだったが、変わった小説を書く人だなぁと思った。

独居房から出ないで推理する死刑囚キジマのキャラが好き。
他の作品にもよく似た設定はあったけど、時代背景と実際行動するのが元敵国人というのが面白い。

説教臭くはないが、「戦時中という状況下で自分はどんな行動をするのか」と考えさせられる作品だとは思う。。

とりあえず個人的満足感で星でも付けてみます。
柳広司「トーキョー・プリズン」 ★★★★☆

柳広司「新世界」

2009.02.06.Fri.14:12
新世界 (角川文庫)新世界 (角川文庫)
(2006/10)
柳 広司

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1945年8月、砂漠の町ロスアラモス。原爆を開発するために天才科学者が集められた町で、終戦を祝うパーティが盛大に催されていた。しかしその夜、一人の男が撲殺され死体として発見される。原爆の開発責任者、オッペンハイマーは、友人の科学者イザドア・ラビに事件の調査を依頼する。調査の果てにラビが覗き込んだ闇と狂気とは。

原爆がテーマのミステリー。
ミステリーとしては地味というか、テーマが重過ぎてどうでもよくなる。
ただ動機は、このテーマだからこそ。

軍人、科学者。登場人物がそれぞれ自分を正当化する。
それが薄ら寒いが、これは時代のせいだけではないと思う。
軍人は任務をこなすため、科学者は知的好奇心を満たす、または人類の進歩のため。

でもどっかで壊れたんだろうな。
ラストの科学者たちの振る舞いは寒気が走った。

読みながら、これ映像化したらすごそうだな、と思った。
映画的な構成だから、そう感じたのかな。
ミステリ部分、喋るイルカの挿話部分、そしてヒロシマ。

遺族(科学者の方の)が許さないか。
そもそもアメリカが許すはずがないか。

読みやすいけど、ずしっときます。
こういう言い方でいいのかわからないが、面白い作品です。

個人的満足度 ★★★★★

東郷隆「名探偵クマグスの冒険」

2009.02.10.Tue.11:20
名探偵クマグスの冒険名探偵クマグスの冒険
(2008/09)
東郷 隆

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博覧強記の学者、南方熊楠が主人公のミステリー連作集。
時代も舞台も、シャーロックホームズと同じヴィクトリア王朝期の英国。
小説内ではちょくちょく「今ストランド誌で人気のシャーロックホームズ」と出てきます。

クマグスの破天荒かつホームズばりの洞察力をもったキャラもいいし、孫文との交友など史実を膨らませた部分もあって、楽しい小説なんだろうとは思うんだけど、僕はイマイチはまれませんでした。

多分、自分自身、この時代と南方熊楠に対して、あまり知識がなかったからだろう。

クマグスに関しては、よく少年ジャンプで南方熊楠の伝記漫画「てんぎゃん」なんて連載できたなぁ、くらいの思い出しかない。内容は主人公がゲロばっか吐いてたような?
後、猫語を話す半妖怪として、どっかの少年向け妖怪辞典で見た記憶がある。失礼な話だ。

ただ南方熊楠という人物に対しては興味を持たされたので、その人物がわかる小説を読みたいとは思った。

というか、俺と同郷の偉人なのに、あんまり知らない自分はどうかと思う。

個人的満足度 ★★★☆☆

東野圭吾「容疑者Xの献身」

2009.02.10.Tue.17:22
言わずと知れた直木賞受賞のベストセラー。今更書きます。

容疑者Xの献身 (文春文庫)容疑者Xの献身 (文春文庫)
(2008/08/05)
東野 圭吾

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一応ガリレオシリーズは既読。そしてドラマの視聴済み。(一応感想も書いてます。) 
探偵ガリレオのシリーズ上にある作品ですが、別にそんなもの知らなくても普通に読めます。

ベストセラーや純愛というキーワードに懐疑的、かつ東野圭吾食傷気味の俺でも、すんなり楽しめた。ってか震えた。

ミステリーとしてはどうなんだろうという意見もあるみたいだけど、自分はそっち方面でも十分楽しめました。
トリック自体はありふれたものだけど使い方がいい。俺は気づかなかった。

どっかのゲームの宣伝にあったけど、まさしく万人にヒットするツボをおさえてます。

一応、映画の方も評判いいみたいです。そっちも見たい。
この作品の映像化権のために、微妙なガリレオシリーズ(俺はそう思う)を豪華キャストで連ドラにしたって噂は本当なのかな?
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