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井上夢人「オルファクトグラム」

2009.02.15.Sun.00:34
2001年度「このミステリーがすごい!」4位との事です。

とてつもない嗅覚を手に入れた主人公が、行方不明となった友人、そして嗅覚を手に入れる原因となった姉を殺害した連続殺人犯を追う、と言ったお話。

オルファクトグラム (講談社ノベルス)オルファクトグラム (講談社ノベルス)
(2001/12)
井上 夢人

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長いですが、話自体はシンプル。トリック的なものもございません。

しかし面白い小説にはそんなもの関係なし。

嗅覚を目に見える形で示す方法は斬新だし、犯人を追い詰める場面は本当に緊張感があった。
嗅覚についての講義も十分わかりやすく楽しかった。
でも、これだけ読ませるのは、特殊な能力を持った主人公を書ききったからだと思う。

個人的には、少なくともこういう展開にはなるな!という場面のいくつかで、そういう展開にならなかったのが嬉しかった。
想像を裏切らないとは別の話。こうなるだろう、ではない。

マイナス点としては、俺は本後ろに書いてある「このミス」4位という文面に惹かれて読んだので、最後に驚くような仕掛けがあるのか、と期待してしまったところ。
そんなの知るか!と言われればそれまで。

個人的満足度 ★★★★☆
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井上夢人「プラスティック」を読んだ

2009.07.23.Thu.14:49
54個の文書ファイルが収められたフロッピイがある。冒頭の文書に記録されていたのは、出張中の夫の帰りを待つ間に奇妙な出来事に遭遇した主婦・向井洵子が書きこんだ日記だった。その日記こそが、アイデンティティーをきしませ崩壊させる導火線となる!

プラスティック (講談社文庫)


途中でタネがわかりました。
俺が気づくくらいだから、大体の人が気づくのだろう。
作者も別に隠すつもりもないような感じ。俺は話の内容、構成で勝負するぞって。
話自体はスピード感あふれてよかったと思う。伏線の張り方も見事。

でも大ネタがわかると読み進めるのがつらい。話自体は陰惨だし。
この手のテーマは個人的にもう食傷気味です。

個人的満足度 ★★★☆☆

面白いとは思う。ただこの本に出会うのが遅かったという事です。
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