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井上尚登「T.R.Y.」を読んだ

2010.04.01.Thu.15:42
革命という情熱にうなされる怪男児-。広大な大陸と海原を貫き、歴史の時を刻もうとした、疾走する情熱、凄絶な正体。明治時代末期の中国・日本を舞台に繰り広げられる波瀾万丈のドラマ。第19回横溝正史賞正賞受賞作

T.R.Y. (角川文庫)T.R.Y. (角川文庫)
(2001/05)
井上 尚登

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織田裕二主演の映画の原作。映画は見てません。

なんとなくタイトルと当時旬だった織田裕二の映画原作という事で、軟弱な内容なんだろーなーと思ってました。

なかなかどうして。
中国、日本、韓国の激動の時代を下敷きに虚実入り混じったエンターテイメントを圧倒的な筆力で書ききってます。
複雑な人間関係、プロットでも、それほど混乱せず読めました。

やっぱり詐欺師が大きな敵と対決するって話は面白いね。(真保裕一の奪取もお勧め。)

ただ最後のどんでん返しがくどい!
多けりゃいいってもんじゃないだろ。

映画も見たくなっちゃった。
踊る大捜査線の映画もあるし、TVでやらないかな。
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