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井上雅彦「燦めく闇」を読んだ。

2007.09.18.Tue.12:52
井上雅彦「燦めく闇」読了。

10年くらい前に読んだ文庫版の短編集(たぶん異形博覧会。目が覚めたらレッドキングになってたという素晴らしい短編が載ってた。)が面白かったのを思い出し、図書館で借りる。

感想。

うーん。そんなに面白くない。怖くない。
これは作者監修のホラーアンソロジーにのっけた自身の作品を集めたものらしい。
ホラーアンソロジー結構読んだけど普通に面白かった気が。まぁそのときは面白かった作品が誰の作品だなんて気にもとめてなかったが。

二十歳前後の感性と、三十路を越えた今の感性は違うせいだろか。
あの頃心を動かしたものは今では苦笑すべきもので、あの頃ときめいた気持ちも今では青い思い出なのだろうか。

いや!待て!俺はまだまだ錆付いちゃいねぇぜ!俺たちの明日は始まったばかりだ!と思わせる一冊。
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冲方丁「マルドゥック・ヴェロシティ」、井上雅彦「遠い遠い街角」

2007.09.26.Wed.12:14
沖方丁「マルドゥック・ヴェロシティ」1,2,3を読了。

マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)
マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)


これはSF大賞やらを受賞した「マルドゥック・スクランブル」の前日談。
一応簡単な感想を書いてあります。こちら

簡単に説明すると特殊な能力をもった集団同士の戦いとエログロ。
この面白くなさそうな説明が俺の限界。

こいつの才能に嫉妬さえ覚える。作者が年下と聞いてさらにそれが倍増。


返す刀で井上雅彦「遠い遠い街角」読了。

遠い遠い街角遠い遠い街角
(2007/06)
井上 雅彦

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奇妙な味の連作。これはこれで良し。

でも「マルドゥック・ヴェロシティ」のインパクトが強すぎて、
地味な感じがしてしまうのは、俺が読書人として平等ではないからだ。

参考にも糞にもならんレビューを脱却するために、点数なんて付けてみるか。

マルドゥック・ヴェロシティ ★★★★
遠い遠い街角        ★★☆

★は信頼度をあらわします。☆は★の半分くらいの信頼度。
★★★★★が大当たり確定。

点数じゃないな。

関係ないけど、この前の月曜日、パチンコCR花の慶次で10箱出して、10箱飲まれたよ。
とても悲しかったよ。
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