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天童荒太「悼む人」を読んだ

2009.11.04.Wed.14:01
聖者なのか、偽善者か?「悼む人」は誰ですか。七年の歳月を費やした著者の最高到達点!善と悪、生と死が交錯する至高の愛の物語。 (「BOOK」データベースより)

悼む人悼む人
(2008/11/27)
天童 荒太

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簡単に言うと、変人の行動を3つの視点から描いています。
新聞記者、母親、夫殺しの女。

悼む人の超越した行動には共感できないが、各エピソードにはおおいに感情を揺さぶられた。
母親の視点の話、生きながら燃やされた身元不明の女の話。。。

重いです。でも、こういう話が苦手な僕でも最後まで読ませる力が、この本にはあります。

ラストはちょっと泣きそうになりました。
ラスト前の夫殺しの女と「悼む人」の関係がああなったのは、どうかと思ったけど。
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