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小林泰三「肉食屋敷」を読んだ

2010.02.12.Fri.13:31
ジュラシック・パークに刺激された研究者が、6500万年前の地層の中にあるDNAから地球外生命体を復元してしまう「肉食屋敷」、西部劇をモチーフにゾンビの世界を描いた「ジャンク」、人間の一途な愛が恐怖を生み出す「妻への三通の告白」、自分の中にあるもう一つの人格が犯した殺人に怯える「獣の記憶」。
現実のちょっと向こう側に渦巻く恐怖の世界を創り上げた傑作短篇集。

内容(「BOOK」データベースより)

肉食屋敷 (角川ホラー文庫)肉食屋敷 (角川ホラー文庫)
(2000/09)
小林 泰三

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いやー面白い。レベルの高い短編集だと思います。

基本的にグロくて邪悪な話ばかりですが、平山夢明とは違い、生理的嫌悪感を感じさせません。(あれはあれでありだけど)
語り口のせいかな?

「肉食屋敷」はアトラクション的な面白さがあるし、「妻への三通の告白」は途中で内容が読めるがラスト一行が怖い。

個人的には「ジャンク」が一番好き。SFホラー西部劇。
これの長編を読みたいなぁ。漫画にしても面白いかも。
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小林泰三「臓物大展覧会」を読んだ

2010.03.18.Thu.09:29
彷徨い人が、うらぶれた町で見つけた「臓物大展覧会」という看板。興味本位で中に入ると、そこには数百もある肉らしき塊が…。彷徨い人が関係者らしき人物に訊いてみると、展示されている臓物は一つ一つ己の物語を持っているという。彷徨い人はこの怪しげな「臓物の物語」をきこうとするが…。
グロテスクな序章を幕開けに、ホラー短編の名手が、恐怖と混沌の髄を、あらゆる部位から描いた、9つの暗黒物語。
(「BOOK」データベースより)

臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)
(2009/03/25)
小林 泰三

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臓物が出てくる話を寄せ集めた短編集。既に別の本で発表済みのありました。
タイトルがどぎついですが、いろいろとバラエティにとんでます。
最初の物語である「透明女」がバリバリのグログロですが、それ以降はグロ要素はありますが、いつものSFチックな小林ホラーになっていきます。
個人的には論理を駆使した「悪魔の不在証明」が好き。

しかし統一感のない短編集だな。
短編集というのは寄せ集めだからそんなものだとはわかっているが。。。
なんなんだ。この座りの悪さ。

小林泰三「完全・犯罪」を読んだ

2012.02.12.Sun.15:19
「本来、これはわたしが貰うべき賞だったのだ!」ライバル、水海月博士に研究発表で先を越された時空博士。憤慨した博士は、自ら開発したタイムマシーンを活用して過去の水海月博士を殺害しようと目論む。念のため、自分に鉄壁のアリバイがある日時を犯行時刻に設定したのだが―。表題作の「完全・犯罪」をはじめ、驚きと恐怖、黒い笑いが詰め込まれた全五篇のミステリ短篇集。
(「BOOK」データベースより)


完全・犯罪 (創元推理文庫)


悪くはないよ。
理屈っぽいけど、またそこが面白い。

でも作者の他の短編集に比べると、もう一つかも。

小林泰三「惨劇アルバム」を読んだ

2012.11.08.Thu.15:11
なぜわたしの人生には、幸せなことしか起こらないのか?美咲は、古びたアルバムを開いた。彼からのプロポーズ、大学合格…そこには様々な幸福の光景が。ところが、一枚の写真から蘇ってきたのは、(自分は幼い頃に死んだ)という、あまりにも鮮明な記憶だった。混乱する美咲に母が語り始めた、戦慄の「家族の物語」とは?悪夢と惨劇に彩られた恐怖の連作集。(「BOOK」データベースより)


惨劇アルバム (光文社文庫)惨劇アルバム (光文社文庫)
(2012/05/10)
小林 泰三

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ある家族を軸にした連作ホラー。

ホラーというよりブラックユーモア。
いやブラックユーモアというには突き抜けている。

会話がなりたたない登場人物が理詰め(本人の世界では)で攻めてくるので、頭がクラクラします。
完璧な子供を産むために堕胎を繰り返す女の話、公平な裁きを求めるために生徒を追い込む話が特に吐き気を覚えます。

「世にも奇妙な物語」でやれば面白いかも。
いやこんなのやれば抗議の電話が殺到するな。きっと。

物語一つ一つは面白かったけど、別に連作にする必要はないんじゃないかとは思う。
というか連作にしようとして面白い部分が少し削られている気もする。

小林泰三「アリス殺し」を読んだ

2014.08.03.Sun.22:56
“不思議の国”の住人たちが、殺されていく。どれだけ注意深く読んでも、この真相は見抜けない。10万部突破『大きな森の小さな密室』の鬼才が放つ現実と悪夢を往還する“アリス”の奇怪な冒険譚。

アリス殺し (創元クライム・クラブ)アリス殺し (創元クライム・クラブ)
(2013/09/20)
小林 泰三

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アリスの不思議の世界と現実の世界がリンクするミステリー。
相互に影響しあう世界を行き来するのが物語の肝なので、幻想的な描写でこれは現実がそれとも的な不条理話でお茶を濁すと思ったが、ちゃんとミステリーしていた。

序盤である程度の仕掛けは読めた気がしますが、それじゃ浅すぎでした。やられた!と素直に思った。 
俺は十二分に楽しめました。犯人がわかってからのラストへの畳みかけは心地良い。

僕が好きな作者特有の人を小馬鹿にしたような屁理屈やグロ描写もあるし満足。
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