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深見真「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」を読んだ

2009.03.30.Mon.16:18
自在に銃器を生み出せる「銃使い」によるガンアクション。
「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」は、迫害される「銃使い」の相互扶助組織。

アフリカン・ゲーム・カートリッジズ (角川文庫)アフリカン・ゲーム・カートリッジズ (角川文庫)
(2007/11)
深見 真

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導入部分が突然だし、登場人物の9割が同性愛者だし、主人公が「銃使い」に目覚めた途端に躊躇なく人を殺すし、で設定に馴染むまで「なんやねん。これ。」と思い読んでいた。

灰汁が強い話だけに馴染むと途端に面白くなる。銃器に詳しくない自分でも楽しめました。
後半ページ数が少ないのに大風呂敷をどう畳むつもりか?とやきもきしてたが、こじんまりと畳んでくれました。これはこれでいい。
同性愛者が多いのも作者のメッセージにつながっているので納得。

ただエピローグのレズビアンの濡れ場の描写がやけに長いのは作者の趣味だと思う。嫌いではないが。

個人的満足度 ★★★★☆
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