スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

山田風太郎「魔界転生」を読んだ

2009.03.30.Mon.17:16
映画でも有名。漫画、ゲームにもなりました。
忍法「魔界転生」で魔人として蘇った剣豪たち。それを利用し天下を狙おうとする徳川頼宣に対し、それを阻もうと戦いを挑む柳生十兵衛。剣豪伝奇小説。

魔界転生(上)―山田風太郎忍法帖〈6〉 (講談社文庫)魔界転生(下)―山田風太郎忍法帖〈7〉 (講談社文庫)


映画の内容もうろ覚え(千葉真一のしか観てない)だけど、ずいぶん違うような。
天草四郎はラスボスじゃないし、十兵衛の弟子たちとかいたっけ?
内容は千葉真一とジュリーがかっこいいという記憶はある。

それで原作はというと、さすが有名タイトル。これぞエンターテイメント。
怪しくて、淫らで、スケールもでかい。そして面白い。そりゃメディアミックスされるわ。

私の故郷、紀州和歌山が舞台ってのも嬉しい。
山田風太郎の小説を読むまで徳川頼宣って人物を知らなかった自分の無知が悲しい。(由井正雪は名前だけ知ってた。)

あんまり内容には触れてないけど、読んで損はないです。
超おすすめ。

個人的満足度 ★★★★★
スポンサーサイト

深見真「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」を読んだ

2009.03.30.Mon.16:18
自在に銃器を生み出せる「銃使い」によるガンアクション。
「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」は、迫害される「銃使い」の相互扶助組織。

アフリカン・ゲーム・カートリッジズ (角川文庫)アフリカン・ゲーム・カートリッジズ (角川文庫)
(2007/11)
深見 真

商品詳細を見る


導入部分が突然だし、登場人物の9割が同性愛者だし、主人公が「銃使い」に目覚めた途端に躊躇なく人を殺すし、で設定に馴染むまで「なんやねん。これ。」と思い読んでいた。

灰汁が強い話だけに馴染むと途端に面白くなる。銃器に詳しくない自分でも楽しめました。
後半ページ数が少ないのに大風呂敷をどう畳むつもりか?とやきもきしてたが、こじんまりと畳んでくれました。これはこれでいい。
同性愛者が多いのも作者のメッセージにつながっているので納得。

ただエピローグのレズビアンの濡れ場の描写がやけに長いのは作者の趣味だと思う。嫌いではないが。

個人的満足度 ★★★★☆

山田風太郎「風来忍法帖」を読んだ

2009.03.30.Mon.15:53
豊臣秀吉麾下2万余の軍勢に対し、わずか数百人の手勢を率い北条方の小城・忍城を守る美貌の麻也姫。
姫を陰に陽に護るのは、忍びの者として天下に鳴る風摩組。
中に割って入る戦場荒らしの7人の香具師は、麻也姫の貞操を狙う。
香具師VS.風摩忍法、武州の地で機知と詐術を巡らす縦横の戦い!

風来忍法帖―山田風太郎忍法帖〈11〉 (講談社文庫)風来忍法帖―山田風太郎忍法帖〈11〉 (講談社文庫)
(1999/07)
山田 風太郎

商品詳細を見る


有名な忍城の戦いが舞台。最近じゃ「のぼうの城」ってのがはやりました。(個人的にはこれはいまいち)

忍法八犬伝と同様に1人のヒロインのために悪漢たちが体を張る、というストーリー。

個性にあふれた登場人物、風魔忍者との戦いはアイデアにあふれ、話は明るく、そして切ない。
文句なく面白いと思う。

でも7人の香具師が好きになれなかったので、イマイチ俺はのれなかった。
やっぱ女性を強姦して売り飛ばして(一応女の人は納得してます)金を稼ぐってのが、正直引いた。
面白い奴らとは思うけど。

一応僕はジェンダーだがフェミニストだがウーマンリブやらではありません。
ただ単にそこがあわなかったって話です。
「マルドゥック・スクランブル」の主人公が少女娼婦ってのは何とも思わなかったのになぁ。

個人的満足度 ★★★☆☆

プライバシーポリシー

2009.03.30.Mon.10:15
Google Adsenseについて
本サイトでは、Google Adsense社の広告を配信しています。
このため、広告配信プロセスの中でデータを収集するために、Cookieやウェブビーコンを使用しています。
Google で cookie を使用することにより、本サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいてユーザーに広告を配信することが可能になります。
もし、第三者にデータ送信を行いたくない場合は、Google の広告およびコンテンツ ネットワークに関するプライバシー ポリシーにアクセスし、cookie オプションを使用しないように設定することができます。
詳しくは、Adsense広告の、公式プライバシーポリシーをご覧ください。
http://www.google.com/intl/ja/privacy.html
http://www.google.com/intl/ja/privacypolicy.html

WBCが終わった。

2009.03.25.Wed.18:21
WBC日本連覇で終わった。

あれだけ不振だったイチローが最後の最後でタイムリー。
全てを帳消しにしやがった。おいしい所をもっていきやがった。

WBC。野球のライトファンの俺でも毎試合興奮し、ほとんど興味ない俺の嫁もかなり気にしてた。
嫁のパート先の飲食店では決勝の日、ランチタイムの客入りはいつもの半分だったらしい。来た奴も携帯でチェックする奴がほとんど。多分みんなWBCを見るのに家にこもってたんだろう。

第一回のWBCが終わったとき、奇跡の決勝ラウンド進出、福留復活HRなどのドラマなどがあり、これを越えるドラマはもうないだろうなぁと思ってた。

そう思いきや夏の甲子園。ハンカチ王子VSマー君、智辯和歌山VS帝京など、さらに盛り上がった。

そして今回のWBC。それを軽く越えやがった。

まぁ記憶の賞味期限が切れただけなのかもしれんが、スポーツを見て涙ぐんだのはいつ以来だろう。

次回も楽しみだ。4年後だけど。参加国も増えるみたいだし。
それからアメリカはもっと国内で盛り上がるように考えて欲しい。そうすりゃ辞退者も減るだろ。言い出しっぺなんだから。

酒見賢一「泣き虫弱虫諸葛孔明」を読んだ

2009.03.25.Wed.13:29
史実と物語に作者がつっこみを入れながら話が進んでいく何でもありな小説。
三国志をかじった人なら面白いはず。または怒りで本を投げ捨てるはず。


泣き虫弱虫諸葛孔明泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部


作者は硬派な歴史物をつくったり、軟派なこの小説をつくったり凄いですわ。

次はアクション満載の中間的な小説が読みたいです。できれば展開も速く。
(陋巷に在りの最終巻くらいのスピードで。)

後これをきっかけで、この作者を知った人が多いと思いますが、他の作品もおすすめ。
大作「陋巷に在り」。古代中国の超能力合戦。今思うと山田風太郎っぽいな。
アニメにもなった「後宮小説」。痛快。
漫画、映画になった(映画はなぜか漫画原作の映画化らしいが)「墨攻」。中篇なのですぐ読めます。
エロ風味のメタ小説「語り手の事情」も好き。

個人的満足度 ★★★★☆

有川浩「海の底」を読んだ

2009.03.22.Sun.13:16
警察の意地、自衛隊のジレンマ、米軍の影、人食い巨大ザリガニの侵略などなど、ごちゃまぜのパニック小説。

海の底海の底
(2005/06)
有川 浩

商品詳細を見る


物語冒頭から突拍子もなく化け物でてきます。
それに対抗すべき組織の政治的駆け引きが変に説得力があって面白い。
ハードボイルドな雰囲気がいい。

個人的には恋愛要素はないほうがよかったと思う。

個人的満足度 ★★★★☆

佐藤賢一「カポネ」を読んだ

2009.03.20.Fri.12:41
アメリカ最大のギャング「アル・カポネ」と、それに対抗するアンタッチャブルを創った男「エリオット・ネス」の話。

カポネ 上 (角川文庫)カポネ 下 (角川文庫)


映画「アンタッチャブル」のようなスカッとした話ではなく、ただただ切ない。

個人的に佐藤賢一といえば過剰なセックス表現というイメージがあったけど、これはまったくなかった。それもよかった。

かっこいい小説です。

個人的満足度 ★★★★☆

ワールド・ベースボール・ガールズ―やりたいことを見つけた、少女たちのベースボール

2009.03.18.Wed.12:54
野球に魅せられた女子高校生たちの実録青春ストーリー。

ワールド・ベースボール・ガールズ―やりたいことを見つけた、少女たちのベースボールワールド・ベースボール・ガールズ―やりたいことを見つけた、少女たちのベースボール
(2006/07/01)
長谷川 晶一

商品詳細を見る


自分がいかに青春を無駄に浪費したかを再認識させてくれる一冊。

夢を追いかけている人間は、無条件に応援したくなる。
是非とも成功して欲しい。

銭ゲバが終わった

2009.03.17.Tue.10:48
今期唯一見ていたドラマ、「銭ゲバ」が最終回を迎えた。


銭ゲバDVD-BOX

自分が関わった、殺した、貶めた人物との幸せな人生のまま、終わったらどうしようと思った。
リンチの「マルホランド・ドライブ」みたいな。そして投げっぱなしエンド。
どっちが妄想でどっちが現実かわからない。それはそれで面白いかもしれんが。

最後のメッセージも、こんなこと言うんだろうなとは思ってた。
しかし、あれ自分の放送局に向けてでもあったのかな。
なんか扱い悪そうだったし、スポンサーも一社提供。
「みんな俺がいなくなって欲しいんだろ?」
視聴率も悪そうだったしな。

なんだかんだいっても面白かったです。
最終回まで怒涛の展開だったせいか、最終回だけ感傷的な感じになっちゃって物足りなさが残りますが、それもよし。

しかし親父はあれでいいのか?終盤ちょっといいもんぽい雰囲気だしてたし。
こいつが諸悪の根源だろ!

あー後、ミムラかわいいね。
出てきた当初はゴリ押しタレントなんだろうという印象だったが、人妻になってから出た「斉藤さん」あたりから気になっていた。

しかし人妻。遠い存在の彼女がさらに遠い存在に。
手が届かなくなって初めてわかる。大切な人に。

今俺の中で、別の幸せな人生の妄想が始まっています。

山田風太郎「柳生十兵衛死す」を読んだ

2009.03.16.Mon.03:01
おなじみ柳生十兵衛が室町時代のご先祖と時空を飛び越えて入れ替わる伝記剣豪小説。


柳生十兵衛死す〈上〉 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)柳生十兵衛死す〈下〉 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)


「柳生忍法帳」、「魔界転生」とあわせて、柳生三部作との事ですが、それぞれ独立しているのでどれから読んでもいいみたい。自分も「魔界転生」は未読。

上下間合わせて800ページオーバー。読み応えはあります。

タイムスリップするまで上巻をフルに使い、江戸時代の十兵衛、室町時代の十兵衛のそれぞれの思惑、闘いを描きますが、入れ替わった後は宿主の思いを超えて無茶苦茶します。足利義満の息子を斬ろうとしたり、幕府の重臣服部半蔵を切り殺したり。

力作。能によって時空を飛び越えるという発想は流石です。
でも忍法帳シリーズと比べると淡白。特にエロが足りない。

普段はエロ描写を見ても邪魔だなぁ、いるの?と思う俺なのに、この作者にそれがないと寂しい。

それと気のせいか後半駆け足になってない?
最強の敵の必殺剣法が、目的が別の所にあり「心ここにあらず」のおかげで破られるってどうなんだろ。理屈ではわかるような気がするけど。

後、十兵衛のキャラ(江戸時代の)が、「柳生忍法帳」とどっか違うなぁ。
ユーモアがあり豪快なのは一緒だけど。
女に弱いという部分か?でも忍法帳みたいにあそこまでの女性と絡む事もないからそりゃそうか。


個人的満足度 ★★★☆☆

東野圭吾「流星の絆」を読んだ

2009.03.13.Fri.08:18
両親を殺された三兄妹の切ない復習劇。
宮藤官九郎演出、二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香出演のドラマの原作。そこそこヒットしました。

流星の絆流星の絆
(2008/03/05)
東野 圭吾

商品詳細を見る


ドラマは視聴済み。
クドカンのくどい笑い、ふざけたキャラ設定は苦手な方だけど、ドラマは結構はまってました。
戸田恵梨香がまたかわいいのよ。その他キャストもいい。
コメディパートのウェイトが大きい分、シリアスパートとの落差で感情を揺さぶられます。

だからある種のフィルターがかかった感想です。

原作は寄り道なしで話を展開。スッキリした文体でスラスラ読める。
普通に面白い。または普通レベルの面白さ。
よくある東野圭吾の佳作。

ラストが綺麗で切なくなります。

でも400ページ強の小説と連続10回のドラマを比べるのは酷だが、ドラマと比べると感情移入レベルが違うから物足りなさは残った。
それに絆とタイトルがついている割には、兄妹の絆が深さが伝わらない。
刑事と功一の関係もなぁ。妹と血がつながっていない設定の必要性もないような。。。

かといって、この小説を800ページの上下巻にすればいいのか?という話でもないし、これはこれでよし。

ごちゃごちゃいってますが、ドラマも小説もどちらもおすすめ。


個人的満足度 ★★★★☆

流星の絆 DVD-BOX流星の絆 DVD-BOX
(2009/04/15)
二宮和也錦戸亮

商品詳細を見る

五十嵐貴久「安政五年の大脱走」を読んだ

2009.03.11.Wed.11:24
井伊直弼に諮られ脱出不可能な断崖絶壁の山頂に幽閉された津和野藩士51名とお姫様。
井伊の要求は姫。猶予は一ヶ月間。刀を取り上げられた津和野藩士、才気溢れたお姫様の脱出劇。

安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)
(2005/04)
五十嵐 貴久

商品詳細を見る


珍しいタイプの時代小説
脱出困難な状況を示すために俯瞰図が付いています。
映像化すれば映えそうな作品。

物語の大半がトンネル堀りについて描かれている。
武士としての身分は低いが己のプライドをかけてトンネルを掘る黒岩衆。
ここが熱い。

でもラストがすっきりしなかった。
ハッピーエンドなんだけどカタルシスは感じなかった。

トンネル部分で感情移入しすぎたからだろうな。
俺はこういうドンデン返しはいらなかったよ。あるのが好きな人の方が多いとは思うが。

個人的満足度 ★★★☆☆

山田風太郎「柳生忍法帖」を読んだ

2009.03.09.Mon.16:34
暴君加藤明成とその家来「会津七本槍」に復讐する七人の美女と、それを手助けする柳生十兵衛の活躍。
エロい。グロイ。そして痛快。

柳生忍法帖〈上〉 (角川文庫)柳生忍法帖〈下〉 (角川文庫)


忍法帖シリーズを読むのはこれで3作目。

とにかく面白い。

剣には強いが、女に弱い。復讐劇を面白がる奔放な柳生十兵衛がかっこよすぎる。
特に沢庵が捕らえられて敵の城に乗り込んだときのセリフにしびれた。

対する敵は良心が一片もないほどの凶悪、そして人間離れしてます。
鞭を自在に操ったり、犬を自在に操ったり、髪の毛を自在に操ったり、最終的には不死身の男が出てきます。殿様はサイコです。

登場するキャラクターはハチャメチャでストーリーも予測不能。

そりゃ今でも人気あるわな。

ちなみにコレ漫画になっているらしいです。今更知りました。
冒頭の大虐殺シーンはどうすんだろ?
美男美女で天井、床、壁を創った人間部屋とかどうすんだろ?
今度、どんだけエロいか読んでみたいと思います。

個人的満足度 ★★★★★

空えもん

2009.03.06.Fri.14:12
先日コメントいただいた修魑さんのブログに感動した。

ドラえもんに関する愛があふれたブログで楽しい。
特にドラえもんイラスト公募コンテストの最優秀賞に選ばれ商品化されたというのにびっくりした。

高岡コロッケドラ。

すごい。ファン冥利に尽きるな。

このコンテスト、ご当地ドラといって全国の名産、名物をモチーフにしたドラえもんのイラストコンテストのようだ。

私の出身地である和歌山は梅干ドラ。
できればみかんドラがよかったなぁ。愛媛は坊ちゃんドラでかぶらないし。

理由は実家がみかん農家なので売り上げアピールにつながれば。子供にたいして「みかんは和歌山」と刷り込みもできるし。柿ドラでもいい。
こういう実利的な考えをした俺が応募しても入選しない気がする。汚れているな。

ブログを見て昔の事を思い出した。

20年程前にコロコロコミックで公募していたドラえもん気球の名前コンテスト。
俺は「空えもん」という名前で応募。
当時の俺はいい名前だと自我自賛し決定を確信していた気がする。しかし落選。

結局ドラえもん気球は「ドラバルくん」という名前に決定した。

その後ドラえもんソーラーカーの名前の公募で「ソラえもん」が入選したと聞いた。
「空」と「ソーラー」で意味は違うけど、なんか悔しかった。


ちなみに藤子不二雄ランドの読者コーナーのイラストには選ばれたことがあります。
魔太郎の絵で。

柳広司「パルテノン―アクロポリスを巡る三つの物語」を読んだ

2009.03.03.Tue.16:16
古代ギリシャのアテナイをめぐる中短編集。
ペルシア戦争を通じてそれぞれの話がつながっている。
情報網を駆使する巫女、英雄であり裏切りものである戦争の英雄、民主主義を追及する男と美を追求する男の物語の三つ。

パルテノン―アクロポリスを巡る三つの物語パルテノン―アクロポリスを巡る三つの物語
(2004/07)
柳 広司

商品詳細を見る


この国の歴史は正直疎いです。
知識としては藤子・F・不二雄の「TPぼん」で知っている程度。

感想としては俺にはちょっとあわないと言った感じ。

特にパルテノン建築のお話は、パルテノンという建築物のイメージがあやふやな自分にとっては凄さが実感できなかった。(俺にとってはパルテノンはキン肉マンの超人)

ただ読み応えはある。
特に民主主義を追求する男の話は熱い。
直接民主性は恐ろしい。アテナイ市民むかつく。

個人的満足度 ★★☆☆☆


相変わらず内容が薄い感想だが、これでよしとする。

辻村美月『凍りのくじら』を読んだ

2009.03.02.Mon.17:11
カメラマンの父が失踪してから5年。毀れそうな家族をたったひとりで支えてきた高校生・理帆子の前に現れた青年・別所あきら。彼の優しさが理帆子の心を癒していくが…。家族と大切な人との繋がりを描く「少し不思議」な物語。

凍りのくじら (講談社文庫)凍りのくじら (講談社文庫)
(2008/11/14)
辻村 深月

商品詳細を見る


各章のタイトルがドラえもんの道具になっています。「どこでもドア」、「ツーカー錠」、「どくさいスイッチ」など。タイトルだけでなく「ドラえもん」というキーワードが全体に通じています。

ドラえもんは俺も好きだったので、とても楽しめた。

読む前は、主人公が女子高生かぁ、青春ミステリーかぁ、ならなぜ選んだ?と、かなり腰が重かった。
実際最初の方は瑞々しい感性、文章が30男の俺にはまぶしく感じた。

ミステリー要素は強くないが、中盤の元カレの壊れっぷりはハラハラします。本当にイタい。

母親の事、元カレの暴走などで物語が暗くなっていきますが、落ちが見事に決まって最後はスパッと晴れやかに終わります。
よくあるネタといえばそうかもしれませんが、俺はやられました。ほろっとした。
ドラえもん好き、藤子・F・不二雄が好きなら、このラストは気に入ると思う。

まさに「少し不思議」な物語です。

個人的満足度 ★★★★☆

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」を読んだ。

2009.03.01.Sun.01:12
主人公が訳のわからないまま首相暗殺の容疑で追われる。しかも敵は国家レベル。証拠の捏造もメディア操作も自由自在。逃げ切れるか?というお話。
2008年「このミステリーがすごい」国内1位との事。

ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
(2007/11/29)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る


洒落た会話、凝った構成、漫画的なキャラクター。飄々としたいつもの井坂幸太郎です。

俺はこの人の小説はなんか童話っぽいなぁといつも思う。メルヘン。

主人公の状況と照らし合わせて、ケネディ暗殺も陰謀説が主流というような感じで書いているけど、そうなの?とちょっと調べた。いろいろ面白い。これを話の下敷きにしたんだな。

とにかく敵がでかすぎるし、前半部分で主人公がどうなるか?と示唆されているので、スカッと終わらないとはわかっていたけど、読後はさわやかになれます。

それは話に愛があふれているから。ただ希望は・・・・・・あるのか?

個人的満足度 ★★★★☆

ちなみに俺はアイドルのくだりが好き。元カノ主婦はもうちょっと控えめなほうがよかった。
どうでもいい個人の好みです。
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。