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東野圭吾「ガリレオの苦悩」を読んだ

2009.07.29.Wed.22:04
おなじみ天才科学者・湯川が不可解な謎を解くシリーズ。
短編集としては三作目。

ガリレオの苦悩


作者の思い入れが強くなったのか、明らかに一作目、二作目の短編集とは色合いが違います。
キャラクターの主張が強くなり、ストーリーもドラマ的な展開なものが増えた感じがする。
僕は今回の作風は嫌いではない。むしろ好き。
ドラマや「容疑者X」でキャラクターに愛着を感じているというのもありますが、初期の短編は、草薙「わからん!そうだ!湯川に相談しよう!」ってな話ばかり。内容はマニアックでよかったのに。
そういう意味でも話がバラエティに富むので好き。

それからガリレオシリーズに限ったことではないが気になった事。

ある女の子が行方不明の犬を捜すためにダウジングを行い、その死体を発見しました。
ガリレオ「君が犬の死体を捜そうとして、どのようにダウジングをしたのか?」
発見者「これこれこうやって。」
ガリレオ「僕は犬の死体と言った。君は犬が死んでいることを知っていたことになる。」

この手の会話の矛盾云々って、もういいんじゃない?
普通の生活じゃあ勘違い、聞き違い、気づかなかったで済まされる話だろ。
なのに鬼の首とったみたいに。(ガリレオ本編ではそれほど大した扱いになってないのでよかった。)
小説の世界とは言え、ちょっと違和感。

個人的満足度 ★★★☆☆
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さようならアベフトシ

2009.07.24.Fri.13:10
またもや俺の青春の証が消えた。

アベフトシ。
俺の中で唯一のギターヒーローと思ってた人だったかもしれない。
この人のギターなしではTMGEの復活はないだろうな。

かなり夢中になってたのに、結局生で見れないまま終わってしまった。
解散してからは興味を失って、どんな活動をしているのか知らなかった。

それでもショックだ。

不健康さを醸し出すシャープなスタイルは、僕のイメージするロックンローラーそのものだった。

今はTMGEばかり聞いている。やっぱかっこいいな。

井上夢人「プラスティック」を読んだ

2009.07.23.Thu.14:49
54個の文書ファイルが収められたフロッピイがある。冒頭の文書に記録されていたのは、出張中の夫の帰りを待つ間に奇妙な出来事に遭遇した主婦・向井洵子が書きこんだ日記だった。その日記こそが、アイデンティティーをきしませ崩壊させる導火線となる!

プラスティック (講談社文庫)


途中でタネがわかりました。
俺が気づくくらいだから、大体の人が気づくのだろう。
作者も別に隠すつもりもないような感じ。俺は話の内容、構成で勝負するぞって。
話自体はスピード感あふれてよかったと思う。伏線の張り方も見事。

でも大ネタがわかると読み進めるのがつらい。話自体は陰惨だし。
この手のテーマは個人的にもう食傷気味です。

個人的満足度 ★★★☆☆

面白いとは思う。ただこの本に出会うのが遅かったという事です。

東野圭吾「パラドックス13」を読んだ

2009.07.22.Wed.10:44
13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。何が起こるか、論理数学的に予測不可能。その瞬間―目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。なぜ我々だけがここにいるのか。生き延びるにはどうしたらいいのか。いまこの世界の数学的矛盾を読み解かなければならない。

パラドックス13


タイトルとあらすじを見る限りハードSFっぽいですが、「ドラゴンヘッド」のようなパニックサバイバルストーリー。
というわけで僕はパラドックス、数学的矛盾、P-13現象という言葉に惑わされ、SF的な展開を期待してしまい結果、肩透かしを喰らいました。

この手のジャンルはあんまり読んだ事がないのですが、思ったより動きが少ないような。
状況が悪化した!→待機or移動。ばっかり。

でも極限状況での人間ドラマと考えれば、それなりに面白いです。
そのまま突っ走ってくれればいいのに、最後は強引にも思えるSF展開。
それが見事に決まってないので全体的にイマイチに感じてしまった。

個人的満足度 ★★★☆☆

奥田英朗「空中ブランコ」を読んだ

2009.07.21.Tue.13:33
伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。直木賞受賞、人気シリーズ第2弾。



再読。
作者はいい設定、いいキャラ思いついたな。

やはり面白いけど、「イン・ザ・プール」の収録作の方が好み。
理由は、前作よりも笑わせようという要素が強すぎて、伊良部が前に出すぎている気がするから。
伊良部自体は魅力的なんだけど、その部分だけ、ちょっと鼻につく。

そういや、これ深夜アニメになるんだね。全11話。
確かに漫画的な話だけど、この笑いは本当に漫画になると面白くないような。
まぁちょっと見てみたいです。

個人的満足度 ★★★☆☆

東野圭吾「聖女の救済」を読んだ

2009.07.16.Thu.17:49
男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。湯川が推理した真相は「虚数解」だという。

聖女の救済


ドラマにもなったガリレオシリーズの長編。
ドラマオリジナルキャラだと思ってた内海薫が登場したり、彼女が福山雅治の音楽を聞いていたりとお遊びもあり。作者がドラマを気に入ったのかな?

しかし話にもトリック的にもイマイチ盛り上がらなかった印象。
「容疑者Xの献身」のようなものを求めた俺が悪かったのか?

内海視点、草薙視点、被害者妻視点、愛人視点。
どことなくぼやけた感じ。

せめて主人公である被害者妻に感情移入できれば面白かったんだろうな。
立ち振る舞いが完璧すぎて鼻に付いた。
それから男の俺としては被害者の「子供を生まない女はいらない」思想についていけない。
そんな奴いるんだろうけど、いまいちリアリティを感じなかった。

個人的満足度 ★★★☆☆

奥田英朗「用もないのに」を読んだ

2009.07.16.Thu.13:45
おっさん小説家が野球みたり遊園地行ったりフジロック行ったりするエッセイ集。

用もないのに


基本的におっさんのぼやきばっかり。
ゆるくてグダグダで僕は好きです。

内容としましては野球編と遠足編。
野球編には北京五輪野ジャパン観戦記、ニューヨークへジャズとヤンキース松井を見に行った話など。
遠足編はフジロックへ行った、世界一怖いジェットコースターに挑んだ話など。

どのお話も面白いですが、僕はフジロック参戦のお話が一番好き。
本当に楽しんでいる様が浮かびます。
作者がHighLowsを見て感動するのだが、甲本ヒロトやブルーハーツを知らなかったというのには驚いた。

しかしフジロック。僕も一度は行きたいなぁ。
サマソニは何度か行っているけど規模が違うんだろうなぁ。
僕もそういうことに躊躇してしまう年になりました。

個人的満足度 ★★★☆☆

荻原浩「コールドゲーム」を読んだ

2009.07.13.Mon.13:53
高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。
犯行予告からトロ吉が浮び上がる。4年前クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。
光也たち有志は、「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめるのだが―。
やるせない真実、驚愕の結末。高3の終らない夏休みを描く青春ミステリ。


コールドゲーム (新潮文庫)

ネタバレというか、ちょっとラストについても触れて書きます。


主人公がどちらかというとイジメっ子サイドの人間なので、共感できない部分が多々出てくる。
イジメっ子の言い分も逆切れに近いもの。

イジメがテーマ、さらにイジメをした側視点から描いているのに、最後まで読ませるのは作者の力だろ。
この人はテーマが戦争でもイジメでも、ユーモラスな文章を書くよな。そこが好きだけど。

ホラーとしても、青春小説としても上々の作品だと思う。

ただイジメられた側に救いがない終わり。
イジメられるというのは、そんな悲惨なものだというメッセージだと思うが、後味が悪すぎる。
傍観者やイジメっ子は「俺たちはまだ始まったばかりだ!」というようなラストなのに。。。

個人的満足度 ★★★★☆

西澤保彦「黄金色の祈り」を読んだ

2009.07.07.Tue.11:16
他人の目を気にし、人をうらやみ、成功することばかり考えている「僕」は、高校卒業後、アメリカの大学に留学するが、いつしか社会から脱落していく。青春ミステリー

黄金色の祈り 文春文庫


主人公に共感したのは僕だけじゃないはず。と思いたい。
青春時代に感じた妬み、孤独感は今はかなりなくなりました。
でも何の努力もしてないくせに成功して人に羨まれたいという夢は今もぼんやり考えたりします。それもあって読んでいて痛いと思う所もしばしば。目を覚ませ。俺。

青春小説としてはかなり面白い。
ミステリとしても悪くはないけど、反則じゃないのか?これは。

個人的満足度 ★★★★☆
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