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西澤保彦「殺意の集う夜 」を読んだ

2009.08.28.Fri.11:03
嵐の山荘に見知らぬ怪しげな人たちと閉じこめられた万理と園子。深夜、男におそわれた万理は、不可抗力も働き彼ら全員を殺してしまう。その後、園子の部屋へ逃げこむと、園子も死体となっていた。園子を殺したのは誰なのか。驚愕のラストまで怒濤の展開。奇才が仕掛けたジェットコースター・ミステリー。(「BOOK」データベースより)

殺意の集う夜 (講談社文庫)殺意の集う夜 (講談社文庫)
(1999/11)
西澤 保彦

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はちゃめちゃなブラックコメディー。ここまで来ると清清しい。

本編は閉ざされた山荘で殺人犯が状況を推理するお話なんですが、同時にホステス殺害の犯人を追う刑事のストーリーも進行します。

とにかく伏線が多い!それを全て消化したかどうかよくわかりませんが、あっ!という驚きはありませんでした。最後の大オチもイマイチ。

でも好きです。
壊れた人格をもった登場人物のろくでもない発想がブラックすぎて笑えました。

個人的満足度 ★★★☆☆
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有川浩「三匹のおっさん」を読んだ

2009.08.24.Mon.15:15
腕に覚えありの武闘派2名、機械をいじらせたら無敵の頭脳派1名。かつての悪ガキが結成した自警団が、今日もご町内の悪を斬る!

三匹のおっさん三匹のおっさん
(2009/03/13)
有川 浩

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テンポがいいのでスイスイ読めます。
連作集なのですが、各話全てに時代劇物的なカタルシスを感じることができました。

トラブルバスター的な話の中に、この人の特徴でもあるラブコメ要素がそれなりに入っています。(おっさん話7:若者のラブコメ話3くらい)
なかなか甘酸っぱい雰囲気で好きな人は好きかも。
ただ僕はちょっと苦手。

なぜか体調が弱い日にこの人のラブコメ話を読むと、ちょっとヘロヘロになります。
図書館戦争シリーズも好きなんだけどヘロヘロになります。

なぜだろう?老いたのか?
こういう感性が受け付けにくくなったのか?
昔はラブコメもの嫌いじゃなかったのに。ちょっと切ない。

まあでも普通に面白い作品だと思うので、普通レベルにオススメです。
個人的満足度 ★★★☆☆

山田風太郎「くのいち忍法帖」を読んだ

2009.08.19.Wed.14:09
大阪夏の陣、落城前夜に救出された千姫とその侍女たち。智将真田幸村はそのなかに秀頼の落とし胤(だね)を身籠る5人の女忍者を潜ませていた。それを知った家康は、「子が生まれる前に始末せよ」と密命を伊賀忍者に下す。子を宿しながら迎え討つ、くノ一、5人衆に危機迫る!

くノ一忍法帖―山田風太郎忍法帖〈5〉 (講談社文庫)くノ一忍法帖―山田風太郎忍法帖〈5〉 (講談社文庫)
(1999/03)
山田 風太郎

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いつも以上にエロ要素が強い気がします。
妊婦を抹殺する話なので、ちょっとゲンナリする描写もあって、若干引き気味でした。

しかし相変わらず突拍子もない想像力で楽しませてくれます。
特にくのいちが伊賀忍者と結合したまま離れないという忍術があるのですが、なぜ離れないか?それはお腹の胎児が忍者にペニスを握って離さないから。

怖いよ!

個人的には落ちは綺麗に決まったと思います。

個人的満足度 ★★★☆☆

輪渡颯介「無縁塚 浪人左門あやかし指南」を読んだ

2009.08.17.Mon.17:41
呪われた幽霊屋敷に泊り込んだ剣術道場の兄弟子・鉄之助が消え、それを捜す甚十郎も失踪。怪異と酒を愛する浪人・左門がすべての謎を解き明かす。お江戸正調ミステリー第三弾。

無縁塚 浪人左門あやかし指南


最新作は今までのノベルスじゃなくハードカバーでリリース。
ハードカバーを買いそうな層(年配者?よくわからん。)にも受けると考えたのか?
うーん。ノベルスが向いていると思うけどな。ノベルス=ライトミステリーという勝手な僕のイメージです。

さて感想。
シリーズを短期間で通して読んでいるので、キャラクター、設定も愛着があるという事もあると思いますが、すごく面白い。
怪談話とミステリーが今までで一番噛み合ってます。シリーズ最高傑作じゃないかしら。

物語冒頭から、怪談の裏にある部分を暴く左近が「この屋敷には幽霊がいる」と断言します。今回は霊的な結果も用意するのか?と思いきや。
左近の真意にほろっとしました。人情話としてはどうかと思う部分がありますが、僕は嫌いじゃないです。

個人的満足度 ★★★★☆

山田風太郎「江戸忍法帖」を読んだ

2009.08.10.Mon.10:56
前将軍家綱の落胤・葵悠太郎を抹殺すべく柳沢出羽守は甲賀七忍を送り込む。
柳沢の養女鮎姫を巻き込んだ、忍法と正剣の対決。

江戸忍法帖―山田風太郎忍法帖〈8〉 (講談社文庫)


甲賀忍法帖に続く忍法帖シリーズ第二弾に位置する作品との事。
これぞ忍法帖!というようなエログロが少なく全体的に少年向けの匂いがする。
物語序盤まで角兵衛獅子の少年が物語を引っ張るような雰囲気もあったし。主人公影薄いし。
そういや今回はインパクトのある忍者がいなかったな。

でも主人公を取り巻く女性、お縫、鮎姫が魅力的。
主人公のために健気に尽くすお縫、さらに敵方なのに積極的にアタックする鮎姫。
2人とも主人公のために死をも厭わず敵と戦います。

僕は好きだけど、著者もあまり気に入ってなかったみたいね。
久しぶりの山田風太郎作品なので毒の薄さがちょうどよかったです。

個人的満足度 ★★★☆☆

輪渡颯介「百物語 浪人左門あやかし指南 」を読んだ

2009.08.06.Thu.16:14
百物語怪談会に秘められた真相を、恐がりで一途な甚十郎と、怪談と酒を愛する孤高の剣豪・左門が解く。浪人左門あやかし指南シリーズ第二弾。

百物語 浪人左門あやかし指南 (講談社ノベルス)


前作と連続して読んだせいもあるかもしれないが、前作よりも読みやすいです。
視点も前よりも切り替わらないし、幽霊物なのかミステリーなのか、どっち?というような座りの悪さは今回は感じませんでした。
読みやすく、なかなか面白い。

ただ思ったよりも大仕掛けじゃなかった。
百物語座談会の主催者が話した10の物語が丸々のっているので、これ全てを1本の線で繋げる気か!すげー!と期待していたのですが、こじんまりと収束しちゃいました。

ミステリーとしては物足りなかったけど、キャラクター物の時代劇としては満足。
次回作も期待!

個人的満足度 ★★★☆☆

輪渡颯介「掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南 」を読んだ

2009.08.05.Wed.11:18
城下の掘割で若い女の幽霊を見たという普請方の男が、まもなく病で死んだ。女の姿を見た者は必ず死ぬという噂が囁かれる折、お家騒動が持ち上がり家老が闇討ちされた。怖がりで純情な甚十郎と酒と怪談を愛する浪人・平松左門が、闇に溶け込んだ真実を暴く痛快時代活劇。第38回メフィスト賞受賞作。

掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南 (講談社ノベルス)


時代劇とミステリーの両方楽しめるという僕好みの作品。

ただ序盤から中盤まで視点がばらばらで落ち着きがなく、話自体も怪談話なのか陰謀話なのかどっちつかずで、どことなく座りが悪い印象。
掘割で女が浮いていたという情景もはっきりと想像できませんでした。

終盤は家老暗殺と序盤中盤で語られた怪談話の謎解きが行われますが、あまりにも強引。
強引すぎて、むしろ気持ちいいです。
というわけで読後感はさわやか。

中盤まではイマイチだなぁと思いながらも、読み終えると続編が読みたいと思わせる不思議な作品。

個人的満足度 ★★★☆☆
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