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柳広司「ジョーカー・ゲーム」を読んだ

2009.04.24.Fri.18:18
戦時中の日本を舞台にしたスパイ養成機関の活動を描いたの連作短編集。
2009年度版「このミステリーがすごい!」国内編第2位、2009年本屋大賞第3位との事。

ジョーカー・ゲームジョーカー・ゲーム
(2008/08/29)
柳 広司

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「スパイにとって殺人及び自死は最悪の選択肢である。」
「何事にもとらわれるな。」

何事にもとらわれない。
なぜスパイになるのか?お国のためでもお金のためでもない。
尊大すぎる自尊心のため。「俺ならこれくらいできる。俺にしかできない。」

そんな嫌味でクールな奴らが主人公の短編集。

「お国のため」、「命を惜しむな。名を惜しめ」、「諜報戦など卑怯」という思想の軍部に切り込むスパイ達の活躍が気持ちいい。

特に電話を盗聴されている外交官の言葉は笑った。
「神国日本の複雑な言葉が西洋人に理解できるわけがない。
 それに紳士の国であるイギリスが盗聴しているとは考えられない。」

どの短編も面白いですが、個人的に好きなのは、敵国に捕らえられたスパイの脱出劇「ロビンソン」。

そういやスパイ小説って読むの初めてかも。
クールでスタイリッシュと聞いていたが、まさにそんな感じ。
漫画にはなっているらしいけど、映像化にした方が面白そう。映像化向き。
でもいろんなところから苦情がきそうだから無理かな。

現代日本もスパイに無関心で、他国のスパイがやりたい放題できるスパイ天国と聞いたが本当なんだろうか。
奴らは何をスパイしてんだ?

個人的満足度 ★★★★☆
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