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古川日出夫「アラビアの夜の種族」を読んだ

2009.05.15.Fri.13:41
聖遷暦1213年、偽りの平穏に満ちたカイロ。訪れる者を幻惑するイスラムの地に、迫りくるナポレオン艦隊。対抗する手段はただひとつ、読む者を狂気に導き、歴史さえも覆す一冊の書―。

アラビアの夜の種族 (文芸シリーズ)アラビアの夜の種族 (文芸シリーズ)
(2001/12)
古川 日出男

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・・・疲れた。。。とにかく長い上に内容が濃い。
作者独特の文章にも慣れるまで大変だった。

本著は作者不明の作品の翻訳とあるけど本当なのか?作者のギミックじゃないの?
あとがきにも初の日本語訳である!と書いてあるけど、あとがきまでも含めての物語なのか?

本著は物語世界と現実世界が交互に繰り返されますが、正直現実世界の話はどうでもよかった。
現実世界に物語世界が侵食していくという話なんだろうけど、そんなのがどうでもいいくらい物語世界が魅力的。

地下迷宮の魔王を倒すために自称勇者が適当にパーティーを組んだり、モンスターを倒すことにより金品を得たり、さらには地下迷宮に武器屋、魔法屋が出来たり。有名RPGのパロディっぽいところは笑った。

とにかく心と時間に余裕がないと読めない本だと思います。

個人的満足度 ★★★★☆


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ネットで調べたら、作者のオリジナルとの事。
あとがきにも自分から翻訳と書いてあるのも徹底してるなぁ。それも含めて物語世界って事か。

しかし、こんな練りこまれた作品が遠い昔に出来ていたら誰が翻訳してるはずだよな。
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コメント
種明かしをすると、この作品は著者自身が過去に書いた『ウィザードリイ』のノベライズを流用してるらしいんですよ~。
スタジオベントスタッフという、攻略本を出してる会社のHPに、そのへんの事情が載ってます。(ベニー松山のページに)

Ashleyは現実の話もけっこう好きですけどねえ。
一方「ベルカ」のほうは、犬の話は面白いけど、少女と老人のパートがつまらなかったです。
>>bingoさん
読んでない本の書評を書くとは豪気ですね。
スルーするにはもったいない作品なのでリストには入れといてください。

>>Ashleyさん
おぉ!それで地下迷宮は有名RPGっぽかったんですね。
いつかもう一度読みたい本です。そのときは現実世界の話も気に入ると思います。今回はなんか気が焦っちゃったところもありましたし。まだ半分かよ!って。

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