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柳広司「新世界」

2009.02.06.Fri.14:12
新世界 (角川文庫)新世界 (角川文庫)
(2006/10)
柳 広司

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1945年8月、砂漠の町ロスアラモス。原爆を開発するために天才科学者が集められた町で、終戦を祝うパーティが盛大に催されていた。しかしその夜、一人の男が撲殺され死体として発見される。原爆の開発責任者、オッペンハイマーは、友人の科学者イザドア・ラビに事件の調査を依頼する。調査の果てにラビが覗き込んだ闇と狂気とは。

原爆がテーマのミステリー。
ミステリーとしては地味というか、テーマが重過ぎてどうでもよくなる。
ただ動機は、このテーマだからこそ。

軍人、科学者。登場人物がそれぞれ自分を正当化する。
それが薄ら寒いが、これは時代のせいだけではないと思う。
軍人は任務をこなすため、科学者は知的好奇心を満たす、または人類の進歩のため。

でもどっかで壊れたんだろうな。
ラストの科学者たちの振る舞いは寒気が走った。

読みながら、これ映像化したらすごそうだな、と思った。
映画的な構成だから、そう感じたのかな。
ミステリ部分、喋るイルカの挿話部分、そしてヒロシマ。

遺族(科学者の方の)が許さないか。
そもそもアメリカが許すはずがないか。

読みやすいけど、ずしっときます。
こういう言い方でいいのかわからないが、面白い作品です。

個人的満足度 ★★★★★
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